まず、この度の事故に遭われた皆様とご家族の皆様に、心からお悔やみ申し上げます。
この事故を受け、多くの方からラフティングの危険性についての懸念と心配の声をいただいております。
自然相手では絶対の安全はありません。だからこそ、私たちは日々フィールドに出て状況の変化を確認し、厳しいトレーニングに取り組んでいます。
今回の事故の経緯や原因は明らかになっていくでしょうが、まず明らかなのは春先のみなかみ町でのラフティングは事故リスクの高い場所であるということです。
私自身も、みなかみでのガイド経験が10年に及びます。
毎日の朝6時からのトレーニングに取り組んできましたが、事故への不安は常に存在しました。その不安を解消するため、日々川に出てトレーニングを積んできました。
リスクの高い川でのアクティビティの是非については、それぞれの意見があるでしょう。しかし、みなかみのラフティングが過去20年間大きな事故がなかったのは、各カンパニーとガイド達が日々努力してきた結果だと思います。
ですので今回の事故は非常に悲しくショックが大きく、また改めて自然の無慈悲さを感じずにはいられません。
リバージョイは、立ち上げの際にリスクコントロールのしやすい川を厳選しました。
私たちのコンセプトは、世代を問わず皆が自然と触れ合い、楽しむことです。そのために、徹底的なリスクコントロールに取り組んでいます。
毎年、利用するコース全ての水中動画撮影を行い、安全点検を徹底しています。
ツアーで使用する前には、ガイドが先に泳ぎます。
増水などで安全が確保できない場合は、即座に中止となります。そのため、リバージョイのツアーは比較的中止率が高いです。
私たちは、「自然とのアクティビティには絶対の安全はない」ということを理解しています。そのため、安全管理とトレーニングに常に励み続けます。
しかしながら、ゲストの皆様のご協力なくしては安全なツアー開催はできません。ゲストの皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
私たちリバージョイは、自然と向き合い、皆様が思い出に残る素晴らしい体験を提供することを使命としています。
リバージョイ代表 池邉祐介より、改めて皆様にお願い申し上げます。 2023.5.10 池邉祐介